研究は鰻重をつくるようなものである②
今調べましたが、東京の老舗うなぎ屋前川さんなんて、創業200年なのですねぇ…
すごいっ
この研究は鰻重をつくるようなものである①のほうでお話したように、
鰻重を作る過程ではどれも大切ではあるのですがやはり大事なのはタレ、でしょう。
タレ、というのは鰻重の味そのものとなります。また、釣ってきたウナギにしっかりマッチするタレなのかというところも重要です。つぎ足すためのタレを作るためにも、代々どのようなタレが使われているのかを知る必要もあります。
自分の解釈不足で秘伝のタレを台無しにしてしまう可能性もあります。
また、同じテーマを扱うにしても専門としている学問によって論じ方が全く異なるようです。例えば貴方が、新しいロボットを作ったとします。そして、そのロボットが、人にどのような影響を与えるか論文を作るとしましょう。(私は未熟者なので、認識が間違っていたり、極端すぎる例かもしれません。ご了承ください。)
もしあなたが工学系の分野で論文を作るとした場合のアンケートは
あなたはこのロボットを見てどう思いますか。
ア、良いと思う
イ、悪いと思う
ウ、どちらでもない
エ、わからない
これでもまあ大丈夫なようです。しかし、分野が認知系の心理学になると、眼球を固定し、目の動きを記録し、瞼の閉じる回数を数え、そもそもいい悪い、快不快ってなんだろう、ということになります。同じ研究でも研究手法は全く異なる、レシピは各々にあるわけです。心得ずに論文を提出したら、きっと大変なことになると思います。
ですから、白焼きも肝も論外です。美味しいですけれど笑 白焼きは論文ではありませんし、肝だけじゃ説明が少なすぎます。Twitterとかでつぶやく分にはいいと思いますが、そういったものは学術的ではないのでしょうね。小論文も参考文献等を用いない限り、こちらよりであると思います。
▶専門分野によって論文の書き方が変わる
先人が作ってきたタレの味を知ろう