学徒のたまごさん

卒業論文ができるまで。みなさんの助言もお待ちしております。

研究のオリジナリティとは②

そしてもう一つ大切なことは、『自分の中に不動の軸を持つ』ことだと思います。

→これが専門性の部分。

 

軸もないのに知識を取り込むのはただの物知り博士です。

最近のクイズ番組を見ていて感じますが、知識が豊富な人、記憶力のいい人を賢い、と現代日本人は認識してるのでしょうか。

試験の成績が良ければ優秀なのは高校までの話と感じます。成績優秀、知識のあることは関心することですが、物知り止まりではパソコンと変わりません。

現代に何でも知ってる長老なんて必要ありません。グーグル先生がいるのですから。

 

私は地方のしがない国公立大学生をやっておりますが私を含め、社会に出たらロボットと化すだろうなという学生がたくさんいます。それは義務教育に問題があると推測しますが、学生が自分の中に不動の軸をもっていないことが一番の問題であると思います。

 

偏差値高いから何となく医学部、文系だけど数学得意だから経済学部、こんな感じで志望校を決めた友人を何人も見てきました。こういう人は軸をもっていない人が多いです。筆記試験では試験勉強に多くの時間を費やすため、そういった例が多いですが、AO入試だと志望理由を尋ねられる分比較的、軸を持たない人間が少ないです。

 

私は軸をもっていない人間が悪いとも言いません。筆記で入ってきた人間が無能とも言っていません。ただ、自分の中に自分の思い描く学問に対する信念、軸をもっていない人間は研究に向かないと思います。いい論文出来なさそうだな、と思うのです。

 

次回は、自分が研究に関してどのような軸を持ち、各分野からどのようなヒントを得て論文を書こうとしているか紹介します。

 

研究のオリジナリティとは

▶自分の学問の軸を持ち、興味分野以外でも話を聞き、発想のヒントを得ること。