学徒のたまごさん

卒業論文ができるまで。みなさんの助言もお待ちしております。

テーマ決めの難しさ

以前述べましたように、研究論文を書く場合は始めにウナギをつってこなければならないのです。私の所属する学部は若干特殊で、どの学部の授業でも履修してよい(医学部の一部授業を除く)学部です。

 

その代わり、集大成たる卒業論文を書く場合、論文テーマから面倒を見てもらう研究室まで、自分で決めなければならないのです。うな重のサイズや重箱の色から、自分で考えていかなければならないのです。私はもう大学三年の後期ですが、重箱の寸法がなかなか決め切らずにいます。ましてや所属するウナギ屋さんもありません。しかし、色々なことを研究したいといってテーマ決めを先延ばしにすると、提出期限の都合でできなくなってしまいます。

 

去年の先輩の体験談ですが、ある国の屋台について論文を書こうと思っていたところを、ぎりぎりまで研究に着手できなかった結果、(国名)の○○州○○地方○○地区○○集落まで、規模が小さくなってしまいました。

 

自分が捌けるウナギの程度を熟知し、綿密な調理計画を練ったうえで調査地域の範囲を絞るのは良いことと思いますが、大きなウナギをつろうと思っていてもまだ重箱もレシピもないというのはなんとも無計画で、獲らぬ狸のなんとやらになってしまいます。

 

と、このように脱藩浪人のごとく研究室を行脚しているウナギ屋見習いの私が、卒業論文のテーマ決めに関する苦しさを述べてまいりましたが、最近になって少しづつ展望が見えつつあるので、その話を次回しようと思います。

 

▶自分のスペックを思い知り、自分に捌ける程度のウナギを捕まえること

どんなに小さいウナギでも、重箱やタレ次第で極上のうな重ができる。

どんな研究でもきちんと計画を立てることが大切。